2013年2月24日(日)  野間俊希

 

行事名 寒行

時間11:00~14:00   場所近江舞子水泳場

現役以外参加状況
パナソニックの方々
正剛館道場の方々
高木先輩
森岡先輩
森田先輩
岸田先輩
桂先輩
山中先輩
現役生出席表
3年 北村 栗山   楢林
藤井 宮田 矢田 薮本
山口      
2年 小野 神谷 白石  
1年 土田 野間   増田
山田 吉川    
<欠席>
末田 :留学
ハモン :不明


<遅刻・早退>
なし
練習内容
準備体操
三戦
ランニング
基本
型(基本、撃砕一、撃砕二、砕破、十八、三戦)
逆突きの移動をしながら入水
水中組手
逆突きの移動をしながら離水
整理体操
備考
パナソニックの皆様、正剛館道場の皆様、本日の寒行を合同で行わせて頂き、また、炊き出しや焚火などを用意していただき、有難うございました。
これからも精進して参りますので、来年度もよろしくお願いします。
感想
雪の舞う砂浜。
分厚い灰色の雲が空一面に広がっていた。
従容として佇む琵琶湖は白い波頭をいくつも水面に浮かべている。
降雪だけではなく強風が僕たちを苦しめた。
だからこそ、気合いが必要だった。
素足になった当初は、砂利を踏みしめるたびに足の裏に激しい痛みを感じていたが、大きな声を出しながら浜辺を駆けているうちに、不思議と痛覚は麻痺していった。
そして、道着を脱いだ。
僕は、各所から聞こえる衣擦れの音に耳をふさぎながら上半身の脱衣を完遂した。
その後、琵琶湖へ一礼を捧げ、ついに入水を迎える。
正拳突きを繰り出しながら水中へと歩を進めた
腰まで浸かった時、亡き祖父の言葉が脳裏をよぎった。
「琵琶湖は何て言うんか知ってるか? 近畿の水がめ言うんやで」
僕は、阪大空手道部員の一員としてこの行事を迎えることができたことの喜びと近畿の水がめの水の冷たさに、しばらくの間打ち震えていた。
陸に上がった僕たちに、OBの先輩方は温かい豚汁を用意してくださった。
これらの温もりは、体だけでなく心にまで染み渡った。
本当にありがとうございました。